令和7年度の作付準備が始まりました。

 * R7.3.19 全景 *

 季節外れの積雪で、銀世界です。

 

田んぼの外周と田面に数本十字に明渠(めいきょ(溝))を掘り、水はけを良くして乾燥を促していますが、
この雪でしばらく作業が滞ってしまいました。

 

* R7.3.26 全景 *

 

* R7.3.7 椎茸菌打ち *

 

椎茸の菌打ちを済ませて、本年度の作付準備が始まりました。

 

* R7.3.8 培養土1 *

 

 

田んぼから運んできた土と、米糠、籾殻くん炭で、
苗床に使用する"米糠培養発酵土”作ります。

 

水分を調整しながら混ぜることで、発酵が進み5~60℃になります。

 

* R7.3.9 柵修理 *

 

里山で暮し農家を営む以上は避けて通れないのが、
獣害のリスクです。
田んぼでは、冬の間に鹿が柵を飛び越えて壊してしまい、
忙しくなる前に補修と点検、強化をしました。
里山の管理不十分、耕作放棄地の増加に加え、昨今のメガソーラー開発で山々の木々は切り倒され、
住処を奪われた動物たちが里に降り、田畑を荒らす獣害被害の増加を促しているでは?
と推測していますが、田畑を物理的に囲い、被害を防ぐ対策しか取れないことと、
山奥の一人農家で行う限界と、もどかしさを感じています。
他には駆除対策という選択しかなく、動物たちも暮らす豊かな自然環境で、
共生できることが理想ですが、課題山積な現状です。
とは言え、動物たちは待ってはくれないので、今後も前向きに取り組んでまいります。

 

* R7.3.15 雷(ライ)と鹿の角 

 

柵修理の数日後、田んぼ入口手前の道の真ん中に、”落角(らっかく)"した鹿の角を発見。
鹿の角は、毎年春に根元から抜け落ちて生え替わりますが、山の中で見つかることはあるものの、
人目につく場所(人の気配のする場所)で見つかるのは珍しく、
(とは言え、山奥の田んぼですが、、、)頭数の多さを物語っています。
前日にはなかったので落ちたてのようで、持ち帰りライに見せると大興奮
ライ君にとってはおもちゃが増えて大喜びですが、私にとっては複雑な心境です。

 

* R7.3.27 畔シート設置1 *

 

* R7.3.27 畔シート設置2 *

 

区画の変更に伴い、畔シートを新設しました。
畔の整備や明渠、水路の掃除などの地道な作業の積み重ねが、今後の結果に大きく反映します。
想いが結果に繋がっときは、何ものにも代え難い喜びであり、農の最大の楽しさでもあります。
米作りは一年を通して一回しかできませんので、難しい側面はありますが、
毎年毎年の積み重ねの経験値が肥となり、新たな発想が芽生えます。
本年度も探求の旅が始まりました。
今後も丁寧に育んでまいります。